武藤長蔵博士(武藤文庫)

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斎藤茂吉との記念写真

   大正6年(1917)12月に長崎医学専門学校教授として赴任した斎藤茂吉は、武藤博士より1歳年下で、ともに無類の本好きということもあり、非常に親しく行き来した。茂吉は大正10年(1921)に長崎を去ったが、二人の交流はその後も博士が亡くなる昭和17年(1942)まで続いた。写真は茂吉が長崎を去るにあたって博士と撮影した記念写真。写真の台紙に、「長崎を去るにのぞみ、三年の間なにくれとなく面倒を見て頂いた武藤長蔵君と共に写真をとるのは、僕の感謝の念を記念せむがためである。大正十年三月十四日長崎を去らんとして 斎藤茂吉誌す」との文が記されている。

斎藤茂吉との記念写真