経済学関係の古典(武藤文庫)

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ヴォーバン『王室十分の一の税』

   パリ 1707年刊
   Marechal de Vauban, Projet D'une Dixme Royale.
   ヴォーバン(1633−1707)は17世紀フランスの工兵技師、経済学者。攻城、築城術の第一人者で、「ヴォーバンが攻囲した町は必ず落ち、ヴォーバンが要塞を築いた町は絶対に落ちない」といわれた。本書はヴォーバンの晩年の著作で、下層民の負担軽減、課税の平等を説いたもので、重農学派の先駆として有名である。本書は支配者階級の怨みを買い、ルイ14世は本書の焼却を命じた。

ヴォーバン『王室十分の一の税』