対外交渉史資料（武藤文庫）

マルティニウス『韃靼支那戦記』(英訳)

　　　ロンドン　1654年刊
　　　M.Martinius, Bellum Tartaricum, or the Conquest of the Great and most renowned Empire of China.
　　　マルティニウス(1614−1661)はオーストリアのトリエント生まれのイエズス会士で、1643年に中国に渡り各地を遍歴した。途中ローマに派遣され、1653年に再び中国に入り、一生を伝道に捧げた。本書は明の滅亡、清の覇業を見聞したまま記録したもので、貴重な資料として世界各国語に翻訳された。