全文閲覧可能資料(武藤文庫)

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『鎖国論』

   嘉永3年(1850)写
   ケンペルが著した『日本誌』のオランダ語版 De Beschrijving van Japan(1729年版・33年版の2種あり)の付録第6章「今日のように日本国を閉鎖してその国民が国内においても国外においても外国と通商を営むことを許さないことが同国にとって利益ありや否やについての研究」を、志筑忠雄(1760−1806)が享和元年(1801)に日本語に訳出したもの。「鎖国」という言葉がはじめて使用されたことで名高い。

『鎖国論』