対外交渉史資料(武藤文庫)

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ウエイランド『オランダ語文法』

   ドルドレヒト 1846年刊
   P. Weiland, Nederduitsche Spraakkunst.
   開国当時のわが国の蘭学者たちがオランダ語の入門書として広く利用した本で、安政3年(1856)と安政6年(1859)には長崎でも出版された。本書は金属活字で印刷された原本である。シーボルトの娘おいねは、シーボルト事件で帰国した父シーボルトから送られたこの本でオランダ語を勉強したといい、おいねの手沢本は子孫の楠本家に残されているという。

ウエイランド『オランダ語文法』