対外交渉史資料(武藤文庫)

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ケルベル『ケンペルの日本旅行記』

   ハウダ 刊年不詳
   Philip Korber, Kampler's Reis Naar Japan.
   ケンペル(Engelbert Kaempfer,165−1716)の『日本誌』(The history of Japan,1727)をケルベルがまとめて編集したもの。ケンペルはドイツの博物学者、医者、日本研究者。諸方を遊歴し、ペルシャでオランダ東インド会社の医官となり、元禄3年(1690)長崎に来航、元禄5年(1692)まで滞在し、その間、商館長の江戸参府に随行した。本書は出版年は記されていないが、18世紀前半頃の出版と思われる。この本の巻頭に、将軍綱吉の前でケンペルが踊っている絵が掲げられている。

ケルベル『ケンペルの日本旅行記』