対外交渉史資料(武藤文庫)

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オランダ人夫婦相愛の図 松井硯山画

   松井硯山(1785−1819)は長崎の画家松井霞山の子、慶仲と号した。司馬江漢の門人で、洋学を能くし、特に彩色に優れていた。画面上に吉雄権之助自筆のオランダ語の賛が書かれている。吉雄権之助(1785−1831)はオランダ通詞吉雄耕牛の末子で、オランダ語に熟達し、鳴滝塾の門人たちにオランダ語を指導して、シーボルトの事業を助けた。

オランダ人夫婦相愛の図 松井硯山画