全文閲覧可能資料(武藤文庫)

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書留控

  寛政3年(1791)から嘉永7年(1854)の長崎の商家の記録。天保14年(1843)5月に榎津町の赤瀬家の当主がそれ以前の記録をまとめて筆写し、その後ことあるごとに書き継いでいったもの。寛政3年から天保14年までは、長崎の質屋中から奉行所への願書や奉行所から質屋中への達書等、長崎の質屋に関するまとまった記録であるが、それ以降は火災や高島秋帆の処罰など、幅広い記事が記されるようになり、借用証文や家屋敷の売買証文など、赤瀬家の経営に関する証文の控が多く見られるようになる。

書留控