対外交渉史資料(武藤文庫)

[次の画像へ] [前の画像へ]  [目次に戻る]

ゴシケヴイッチ、橘耕斎編『和魯通言比考』

   ペテルブルク 1857年刊
   Русско-японск?й словарь = 和魯通言比考.
   嘉永6年(1853)に来日したロシア使節プチャーチンの中国語通訳官ゴシケヴイッチが、橘耕斎 (1820−1885)の協力を得て編纂した世界で最初の日露辞書。日本語をカタカナと漢字でイロハ順に記し、 ロシア語訳を掲げている。橘耕斎 (1820−1885) はもと掛川藩士で、ゴシケヴィッチの手引きで日本を密出国し、ロシア外務省の翻訳官として採用された。

ゴシケヴイッチ、橘耕斎編『和魯通言比考』